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【介護保険サービス】まずは介護の計画「ケアプラン」!

 
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介護施設の知恵袋「介護保険と利用できるサービスの種類とは?」の中で、

介護保険を利用するには「介護認定」を受ける必要がある、とお話ししました。

 

しかし無事に介護認定を受けても、まだ介護保険サービスを利用することはできません。

 

では次に何をしなければならないのでしょうか?

 

それは、各々が望み適したサービスを受けるための「ケアプラン」の作成です。

そしてそのケアプランに基づいてサービス提供者と契約を交わすことで、はじめてサービスを利用することができるのです。

それでは詳しく見てみましょう。

 

1:ケアプランって何?

 

「ケアプラン」は、その名前の通り“介護の計画”です。

 

週に何日くらい利用すべきか?

 

どんなサービスを利用すべきか?

 

利用者がある程度自立するためだったり、

自宅で望む生活を送るためだったり、

ご家族の介護の負担を軽減するためだったり、

利用者本人とご家族にどのような介護や支援が必要かを考え、その目的に沿うようにさまざまな介護サービスを組み合わせて作成されます。

 

2:だれが作成するの?

 

利用者本人やご家族が作成することも可能(セルフケアプラン)ですが、

 

原則として要介護認定を受けた人は「ケアマネジャー」

 

要支援認定を受けた人は「地域包括支援センター」

 

に依頼するケースが主流です。

ケアマネジャーに担当してもらったり、ケアプランの作成には費用がかからないので、不慣れな思いをして無理に自分たちで作成せずにプロに依頼するとよいでしょう。

 

前者のケアマネジャーの正式名称は「介護支援専門員」。

ケアマネと略して呼ばれているのをよく耳にするのではないでしょうか。

 

 

ケアマネジャーには資格が必要で、取得するためには看護師、社会福祉士、介護福祉士、栄養士などの国家資格等に基づく業務経験5年、または、生活相談員や支援相談員などの相談援助業務経験5年のどちらかを満たす必要があります。

 

所属するのは、居宅介護支援事業所(※1)です。

口コミや情報収集をしてサービスを利用したい事業所がある場合は、直接連絡して相談してもいいですし、はじめてのことで何も分からないようであれば、お住まいの地域の地域包括支援センターに相談すると近隣の事業所やケアマネジャーを紹介してくれます。

 

担当のケアマネジャーが決まったら、次はケアプランの作成です。

 

(※1)ケアマネジャーが所属する都道府県の指定を受けた事業所。ケアプラン作成やサービス事業者との連絡・調整、要介護認定にかかる援助などを行っています。

 

3:ケアプランの種類

◇ 要介護の方のケアプラン ◇

 

要介護1~5の方のケアプランには2通りあります。

「居宅サービス計画」…自宅でサービスを受ける方のケアプラン

「施設サービス計画」…高齢者施設に入居しながらサービスを受ける方のケアプラン

 

は、先ほどお話ししたように、お目当ての居宅介護支援事業所や地域包括支援センターのケアマネジャーに担当になってもらって「ケアプラン」を作成してもらいます。

 

一方では、介護付有料老人ホームなど介護保険サービスが付随している施設に入居した場合のケアプランで、施設に所属しているケアマネジャーが担当になります。

 

住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅に入居の場合は、併設している事業所や別事業所の介護保険サービスを利用することになるのでに該当します。

 

◇ 要支援の方のケアプラン ◇

 

次に、要支援1~2の方のケアプランはどうでしょうか。

「介護予防サービス計画」

これは、いずれ要介護になる可能性があるけれどそうならないように予防するためのサービスを利用する計画書です。

 

4:ケアプラン作成のときに心掛けること

ケアプランを作成してくれるのは、ケアマネジャーや地域包括支援センターのスタッフですが

そのプラン内容を理解し、利用するのはご本人やご家族です。

 

「プロにお任せすれば安心でしょ」という気持ちもあるかもしれませんが、

一緒に作っていく気持ちが何より大切です。

 

プラン作成時の面談では、聞かれたことに答えるだけでなく、

どんなサポートが必要かはもちろん、居宅の場合は介護するご家族の仕事なども含めたライフスタイルなど、どんなに些細な事でも口に出して要望を伝えて共有することで、より良いケアプラン作成につながります。

 

5:サービス提供までの流れ

 

 

要介護の方が居宅サービスを受けるまでの流れを見てみましょう。

 

ケアマネジャーの依頼・契約

         ⇩         

ケアマネジャーと面談してアセスメント(課題やニーズの情報収集)を受ける

         ⇩       

ケアプラン原案を元に専門家らで調整後、利用するサービス事業所などから説明を聞く

         ⇩       

内容に同意して各事業所と契約

         ⇩       

介護保険サービスの提供開始

 

6:まとめ

 

介護保険サービスを利用する際に、必ず必要となる「ケアプラン」。

担当してもらうケアマネジャーとの連携によって、より最適なサービスを利用したいものですよね。

 

施設への入居を考えていらっしゃる場合、施設見学の際には実際にお世話になる施設内のケアマネジャーさんにお会いしてお話しを聞いてみることをおすすめします。

施設の雰囲気と共に、ご入居者の方が直に接する現場のスタッフと触れ合うことで入居後のイメージが膨らみます。

【関連記事】

▶「施設の入居条件「介護度」について知っておきたいこと

▶「介護保険と利用できるサービスの種類とは」

 

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