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老人ホームの費用はどうするの?お金の準備と資金を無駄にしない選び方

 
老人ホームの費用はどうするの?お金の準備と資金を無駄にしない選び方
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ご自宅での介護に限界を感じている方の多くは、介護施設を利用したいと考えていらっしゃるはず。

 

しかし、ここで不安が出てきます。

 

施設って、いくら必要なの?

最初にいくら必要?

結局、全部でいくらかかるの?

 

日本ではお金の話はどこかタブー視される風潮もありますが、介護による施設の利用を考えた場合、お金の話はタブーではなく、最初に考えないといけない事実です。

 

そこで今回は、老人ホームを利用しようと考えたときに悩む方が多い「お金」についてお話していきます。

 

1: 老人ホームの入居を考えたときにまずすること

老人ホームを利用しようと考えると、一緒にくっついてくるのがお金に関する不安です。

 

お金のことを考え出すと、施設への入居は無理かもしれないとあきらめがちになる方もいらっしゃると思います。

 

でも、すぐにあきらめないでください。

まずは施設へ入るご本人の経済状態を確認してみましょう。

 

  • 定期収入は
  • 財産は
  • 貯蓄は

 

毎月払える費用の限度額はどれくらいでしょうか。

また、用意できるまとまったお金はいくらでしょうか。

 

そして次に大切なのは、ご本人の年齢です。

人生100年時代と言われていますが、実際の平均年齢は90歳くらい。

ということは、ご本人が

 

  • 75歳なら15年
  • 84歳なら6年
  • 87歳なら3年

 

あくまでも平均年齢ですから実際には前後するかもしれませんが、目安として施設の費用が必要となる期間を算出することができます。

 

例えば、次のようなケースを考えてみるとわかりやすいですね。

ケース1:要介護1の男性75歳

  • 75歳で施設へ入居
  • 施設の費用は月額25万円
  • 入居一時金を払った後の預貯金は1000万円
  • 年金は月額15万円

この数字だけを見ると、預貯金が1000万円もあるんだから平均寿命の90歳まで悠々自適に暮らせそうにも感じます。

しかし、実際に計算すると、大きな病気などがなくても83~84歳くらいで資金がなくなります。

ケース2:要介護2の男性86歳

  • 86歳で施設へ入居
  • 施設の費用は月額20万円
  • 入居一時金を払った後の預貯金は1200万円
  • 年金は月額15万円

ケース1の方と似ていますが、年齢が約10歳高いです。

この場合、平均寿命を90歳とするなら、約4年の暮らしを考えたとすると、資金がなくなる心配はほぼありません。

 

 

このように計算することで、今の財産と年齢によって、月額費用がいくらまでの施設なら利用できるのかが明確になってきます。

 

ほとんどの方は、施設選びから始めますが、資産計画を立てて無理のない範囲で利用できる施設を選ぶのも方法の1つです。

 

 

また、計算した結果、どうしても施設利用が難しいことがわかることもあります。

ここであきらる必要はありません。

今のままでは無理なことがわかったのですから、どうすれば利用できるのか考えるチャンスが訪れているだけです。

 

例えば、次のような方法で施設利用を実現できるかもしれません。

 

  • 親御さんがお持ちの不動産を売却してお金にする
  • 地域包括支援センターや市区町村の窓口で現状を伝え、利用できる施設を紹介してもらう
  • 可能な限り在宅介護を続け、手持ちの資金で施設利用が可能な時期まで待つ
  • 親族で少しずつ費用を負担する

 

いかがでしょうか。

「施設を利用するお金がない!」と言っているだけなら、こういう方法は出てこないかもしれません。

しかし、現状を確認することで「何かできること」を見つけることができるのです。

 

2: 老人ホームに必要な費用とは

老人ホーム(高齢者施設)に必要な費用は、施設の種類によって違ってきます。

詳しい費用については「親の介護のお金がない!?そうなる前に知っておきたい費用のこと」の記事をご覧いただくとして、ここでは必要な費用の項目についてお話したいと思います。

(1)入居一時金

施設利用には「入居一時金」という費用があります。

これは簡単にいいますと「家賃の一部または全額の前払い」をイメージするとわかりやすいです。

 

入居一時金は、施設利用の中でトラブルになりやすい費用です。

施設によって明確な理由が示されていないにも関わらず、数千万円が必要というところもあります。

 

また、入居してすぐに退去した場合、ほとんど住んでいないのに返還されない事例もあるようです。

 

最近は、入居一時金が0(ゼロ)円などの施設もありますが、これはそれなりに理由があります。その理由が次の話です。

(2)月額利用料

賃貸住宅の家賃と考えましょう。

 

入居してから毎月支払っていくお金です。

このお金は、入居一時金があるかないかで変わってきます。

 

入居一時金がある場合、一時金を毎月の利用料へ上乗せしますので月額利用料の負担額が少なくなる傾向にあります。

 

反対に入居一時金がない場合は、月払い方式で普通の賃貸物件に住んでいるのと変わらない状態になります。

 

どちらが良いか悪いかというと、これはお持ちの資金や何年住むのかによって変わってきます。

 

また施設によって入居一時金の使い方も少しずつ違っていますので、

 

  • 使える資金
  • 年齢(何年くらい住むのか)
  • 施設が提示している条件

 

この3つを用意して、私たちシーガルケアのような高齢者施設の紹介を行っているところへ相談いただけるのが最善かと考えます。

 

わたしたちは介護施設選定に関する専門家ですので、施設が提示しているややこしそうな条件も理解した上で、資金と年齢から最適なプランを見つけだすことができます。

(3)忘れられやすい費用

もっとも忘れられやすい費用は「おやつ代」です。

 

楽しく暮らすためには、ちょっとしたおやつや、お気に入りの飲み物が必要です。

 

持病をお持ちの場合はご自分の好みだけで口にするものを選ぶのは問題ですが、健康な状態でしたら好きなものを食べたいものです。

 

あとはクリーニング代も必要になるかもしれません。

思い出の詰まった大切な衣類は、季節の変わり目にクリーニングへ出しておきたいはずです。

 

この2つは、豊かな暮らしを送るために必要な費用です。

忘れないように計算するときに入れておいてください。

 

3: パンフレットのチェック項目

何とか自分たちが利用出来そうな施設が見つかったとき、最初に手にする情報は「パンフレット」ではないでしょうか。

 

しかし、ここで注意していただきたいことは「パンフレットは広告」だということです。

 

間違ってもパンフレットに、マイナスイメージの写真は掲載されません。

良くない話も出てきません。

 

良い印象、選ばれやすいキーワードを使って作られているのが事実です。

そして、本当に必要で重要なことは、小さな文字で端の方に書かれています。

 

どうしても目に入りやすい写真や響きの良い言葉だけを見て信じてしまうと思いますが、一度冷静になって細かな部分も見ていただきたいのです。

 

4: 費用を無駄にしないためには施設見学が大切

パンフレットは広告ですので、これだけを信じて施設を選んではいけません。

費用を無駄にせず、後悔しないためには施設見学をすることが大事です。

そして可能なら、体験入居をしてもらうのが一番。

 

中に入るからこそわかる雰囲気。

夜にどのような対応がされているのか。

朝一番のスタッフの笑顔は気持ち良いか。

 

一晩過ごすからこそわかることも多くあります。

 

 

5: まとめ

老人ホームに必要なお金についてお伝えしました。

 

費用は誰もが気になることですが、施設入居に必要な金額を知る前に、自分たちが払えるお金がどれくらいあるのか、これからどれくらいの期間なら払い続けられるのかを明確にすることから始めてもらいと思います。

 

無理をして入居しても途中で退去することになると困ります。

 

自分の資金や収入から支払える費用を算出し、お金の心配をできるだけしなくてもよい施設を選んでもらいたいと思います。

 

介護に関するお悩みなら、湘南エリアの高齢者の住まい選びのパートナー「老人ホーム・介護施設紹介プラザ シーガルケア」へ。

 

 

ちょっとした心配事も、言いにくいお悩みも、どんなことでもお気軽にご相談ください。

相談から見学、ご入居まで費用は一切かかりません。

相談員が時間をかけて丁寧にお伺いし、一人ひとりに最適なプランを提案します。

ご入居者やご家族みんなが納得して、笑顔で過ごせる住まいをご紹介させていただきます。

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