なぜ無料で利用できるの?
施設と利用者の現状
「メリットがたくさんなのに無料で利用できるなんて、なんだか怪しい」・・・こんなご心配をされている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ご安心ください。
実は私たちのような紹介業者は他にもいくつかあり、それぞれが健全に運営されています。
この仕組みをご説明する前に、まずは私たちのようなサービスが誕生した背景をお話しさせてください。
高齢者施設の現状
2019年時点で、全国にはおよそ53,000※を超える高齢者施設があるとされています。
メディアなどでは介護施設不足や入居待ちの状況が取り上げられることもありますが、実際のところ、すぐに入居できないほどに混んでいるのは、特定の公的高齢者施設(特別養護老人ホームなど)や人気のある一部の民間有料老人ホームのみ。実際には、多くの施設がご入居者を募集している状況です。
もちろん、施設を健全に運営・維持するためにはなるべく空室を埋める必要があるので、入居者を募集している施設は、広告費を払ってチラシやインターネットに情報を掲載し、入居者を募っています。
※出典:『介護事業所・生活関連情報検索』『平成27年度介護報酬改定に向けて』(厚生労働省)『有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅に関する実態調査研究』((社)全国有料老人ホーム協会)『サービス付き高齢者向け住宅情報提供サービス』など
利用者を取り巻く状況
一方で、超高齢化を迎えている日本では、施設の利用をご検討されている方もたくさんいらっしゃいます。
しかし、この方たちが実際に介護施設を探し始めると、施設の種類や入居条件、介護の要・不要、サービス内容、費用など、確認する項目が多すぎて、わからないことだらけ・・・。
とはいえ、ご自身や大切な家族の新居を適当に選ぶわけにもいかず、こうして“施設を決められない”という状況に陥ってしまうのです。
そもそも、高齢のご家族に「そろそろ施設に入ったら?」というのは、なかなか気軽に提案できることではありません。そんな中で、募集が出ている老人ホーム・介護施設の広告を見ても、「良さそうだけど、本当にここで大丈夫だろうか」「自分一人で決めて、失敗しないだろうか」・・・こんな不安も手伝って、施設の検討はどんどん先延ばしになり、施設側はなかなか宣伝効果の上がらない広告に頭を悩ませることになります。
決断をするタイミング
腰の重い利用者が本格的に施設を探すタイミングとして最も多いのは、入居予定者がケガや病気で入院し、退院するときです。
退院後の体調を気遣って、ご家族も施設を勧めやすくなりますし、何より、病院の担当者やケアマネジャーに、施設の相談ができます。
こうなると大変なのが、相談される側の人たちです。
本業で忙しいにもかかわらず、自分を頼ってきてくれる困った人を放ってはおけません。
ところが、あらゆる施設を詳細に調べあげる時間はもちろんありませんから、自分が知っている範囲でアドバイスを行うことになります。
その結果、もし利用者が気に入らない施設に入ることになったとしても、誰も責めることはできませんよね。
そもそも、彼らの本来の仕事は施設を紹介することではないため、彼らが悪いわけではないのですから。
ご紹介を専門にする事業者
こうした背景があって、募集がうまくできない施設と、施設を見つけられない利用者を適切にマッチングさせるサービスのニーズが高まりました。そこで生まれたのが、シーガルケアのような高齢者施設紹介の専門家です。
ここからは、このご紹介サービスが無料でご提供されている仕組みについてお話しします。
シーガルケアが担う役割
私たちのサービスは、施設をお探しの方には無料でご利用いただけますが、ご入居が決まった場合には施設から手数料をいただいており、この収益によって、シーガルケアは運営されています。
実は、入居者を募集している施設にとって、広告費の負担は非常に大きく、その割に思ったような効果が上がらずに困っている施設はたくさんあります。
もちろん、これはその施設に何か問題があるというわけではありません。
先にもご説明した通り、高齢者施設選びは利用者にとって難しい内容も多く、ご家族やご本人はギリギリになるまで消極的。
そのため、施設側の懸命な宣伝やアピールが、見過ごされてしまっていることが多いのです。
どんなに魅力的できちんと運営されている施設でも、利用者に認知してもらえず、マッチングもうまくいかなければ、ご入居にはつながりません。
そこで、私たちが利用者と施設の間に介在することで、このズレを解消させているのです。
手数料をいただき、ビジネスとして取り組んでいる以上、私たちの仕事には責任が生じます。
だからこそ、利用者の方のお役に立てるよう、各施設の情報を徹底的に収集し、専門家として恥じることのないサポートをご提供していけるのです。